Tension(テンション)とは何か?

ティール組織やホラクラシーを始めとした自律的な組織を作るにあたっては、Tension(テンション)という言葉がよく出てきます。

なんとなくは分かる言葉ですが、意味をちゃんと捉えようとすると、意外と難しかったりします。
先日、NSW@ギリシャに参加して腑に落ちたことも含めて、改めて今の理解を整理してみます。

Tension(テンション)とは?

シンプルに言ってしまえば、「輪ゴムの引っ張り合い」みたいな状態、という捉え方をしています。
では、「何」と「何」が引っ張り合っているのか?

NSWで聞いた話の中で、「What it IS」 vs 「What it COULD BE」という表現があったのですが、これが一番しっくりきました。
意訳するならば、「いまここ」の状態と、「将来の可能性」の間にある引っ張り合いです。

ここで大事なのが、「What it COULD BE」(将来の可能性)であること。決して、「目指したい姿」「ありたい姿」といった表現ではない、という点。
すなわち、ここでは「何が良いか(悪いか)」の判断が含まれていません。あくまでも「可能性」であり、「一つの選択肢」でしかありません。

機械的な組織 vs 生命的な組織

さらに、機械的な組織 or 生命的な組織のどちらであるかによって、テンションの持つ意味合いが違っています。
大きく、「誰が感じるのか」「誰が解消するのか」「リーダーの役割は」という3つから考えられます。

機械的な思想に基づいて作られている組織においては、テンションは情報や権限を持った「特定の人」が感じ、解消・解決に対して「役割を持った人」が取り組み、リーダーは「解決策」を提供することが期待されます。

一方、生命的な組織においては、「一人一人」がテンションを感じて、それを「感じた人」が解消に取り組み、リーダーはそのための「コンテキスト」をデザインすることが期待されます。(最後のコンテキストのデザインの話はこちらに詳しい)


Also published on Medium.

関連記事

  1. 企業の「スピード感」の背景にある時代認識

  2. ティール組織における評価と報酬

  3. ティール組織を改めて考え直す:Next Stage World 201…

PAGE TOP