組織デザインフレームワーク

「組織デザインフレームワーク」を作った背景

組織デザイン事業の全体のコンセプトにも掲げているように、”抽象”と”具体”をどうやってつなげるのか、というのは個人的に問題意識を持っています。

もう少し言い換えると、
理解できれば極めて有用なんだけど、抽象度が高すぎて具体的な実践に落とし込みにくいことを、どうすれば「実践的に役に立つ」ようにできるか?
ということを考えています。

その1つの解決へのアプローチが、この「組織デザインフレームワーク」として作ったものです。

これまでもブログで色々と書いているように、組織論の歴史を紐解いてみると、本当に多様で有用な知見が存在します。
一方で、ベンチャーの経営をしていた自分がそれを「使いこなせるまで理解する」ことは、あまりに難しかったです。十分に理解するための時間もなければ、目の前にあるchaothicで変わり続ける現実に当てはめて活用するための思考もできなかった。

この「抽象度の高い知恵」と「具体的な実践」をつなぐために、極限までシンプルで実用的なフレームワークに落とし込むことができれば、いろんな活用の仕方が開けるのではないか?
この仮説を立てた上で、ver1.0として作り上げたものです。

フレームワークは永遠に「プロトタイプ」で良い

この組織デザインフレームワークが「完成形」だとは全く思っていませんし、個人的に満足行っていない点も結構あります。
ただ逆説的ですが、それはそれで良いのだ、とも思っています。

なぜならば、フレームワークそのものに価値はなく、それを「使う」こと、ちゃんと言えば「フレームワークを使うことが、現実を良い方向に動かす助けになる」ことで、初めて意義が生まれる、と考えるからです。

先日、組織デザインフレームワークを使ったワークショップのパイロット版を実施させていただきました。
受講者の方に頂いた事後コメントで私が最も嬉しかったのは、「すぐにでも社内の議論で使ってみたい」という言葉でした。

「使ってみる」ことに意味があり、また、使ってみた結果としてフレームワークの「使いづらさ」「欠陥」が見つかった、というのでも構いません(作り手としては、最大限そうならないように努力しますが)
議論のはじめの一歩を揃える、議論を通じて「認識の違い」が浮き彫りになる、そういった実践的・具体的な貢献ができるように、より今後もフレームワーク自体も、またそれを提供するワークショップ/コンサルティングなどのデリバリーの仕方も、磨き込んでいければと思います。


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